韓国映画「パラサイト 半地下の家族」レビュー

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日本でも公開された映画「パラサイト」について書いてみます。

ネタバレはなしですが、これから映画を新鮮な気持で観たい方は読まないでください。

「パラサイト」はアメリカのアカデミー賞に作品賞でノミネートされ話題ですよね。


「パラサイト 半地下の家族」日本版公式サイトより】

外国(韓国)映画が作品賞にノミネートされること自体が異例だそうです。

目次を付けてみました。

1. 韓国で大流行
2. いい映画だった!
3. 俳優陣の演技力がすごい
4. 新しい韓国映画のジャンル?「格差社会風刺」
5. 最後に…

1. 韓国で大流行

2019年に韓国NAVERをネットサーフィンしていると、「기생충(きせんちゅん:寄生虫)」という単語をよく目にしました。

※「기생충(きせんちゅん:寄生虫)」は「パラサイト」の韓国語原題

韓国でも大ヒットした映画です。

「この映画の記事やたら目に付くけど、流行ってるんだな」と思っていました。

ヒットした映画やドラマのタイトルをニュースでよく目にすることはありますが、「기생충(きせんちゅん:寄生虫)」に関しては異様でした。

ここ数年間、こんなに一つの映画の記事が目立っていたことはないかも。

日本でも公開されるとの情報を聞き、すぐ観に行きました。

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2. いい映画だった!

2020年1月の初めごろに観に行きました。

個人的にはいい映画でしたよ。

色々と考えさせられる内容でもあり、予想だにしない展開もあり、クスッと笑える要素もあり、ウルッとくるシーンもありました。

韓国に住んでいた経験から言うと、原題の韓国社会の闇をいろんな視点から反映させた映画だなぁと。

これについては長くなるので今回は書きません。

友達や職場の人には「ぜひ観に行って!」とおすすめしています。

3. 俳優陣の演技力がすごい

とにかく俳優陣の演技がよかった。

平凡なキャラクター、狂気じみたキャラクター、すべての出演陣が見事に演じていました。

安定のソン・ガンホ。

ソン・ガンホが出てる映画はまぁはずれがないです。

ソン・ガンホ主演の映画は、これまでJSA、グッド・バッド・ウィアード、殺人の追憶、義兄弟、タクシードライバー、など色々見てきました。

ソン・ガンホの定番は「うだつの上がらない、地方の口が悪いけど陽気なおじさん」キャラだと思います。

↓↓2017年韓国公開の「タクシードライバー 約束は海を越えて」がまさにそんな役柄

シリアスな役もこなすし、笑わせる演技も上手だし、ソン・ガンホが出てる映画はまぁハズレがないです。

日本で言うと、亡くなったけど大杉漣さんとか?

うーん、でも大杉漣さんは脇役で光ってるイメージがあるので、主演が多いソン・ガンホはまた違うのかな。

全部書ききれないのでソン・ガンホについてだけ触れましたが、出演陣みんな演技が上手!

主な登場人物は10名ほどと少ないのですが、子役まで含めてみんなの演技力がすごいです。

日本の映画って必ずゴリ押し俳優が一人は混ざっていて、その人の棒演技で興ざめしたりしますよね。偏見?苦笑

韓国でもドラマレベルでは棒演技の人がたまに混ざっていたりしますが、映画は演技力がある人しか出てこない印象があります。

見ていて安心感がある。

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4. 新しい韓国映画のジャンル?「格差社会風刺」

10年ほど前まで、日本で「韓国映画」と言えば戦争映画のイメージが強かったように思います。

朝鮮戦争を題材にした映画「シュリ」が日本でもヒットしましたよね。

そして「JSA」と続き、ウォンビン&チャン・ドンゴンの「ブラザーフッド」も日本でヒットしたと記憶しています。

うちの父親は映画が好きで、韓国には興味ゼロです。

「シュリ」や「JSA」のころに父が「最近の韓国の戦争映画はよくできている」と言っていたのを覚えています。

最近では「パラサイト」と同じポン・ジュノ監督の「グエムル」など、政府や国を暗に批判?するような、韓国庶民の「生きづらさ」や「憤り」をテーマにした作品が目立ちます。

半地下の汚い住居で暮らすソン・ガンホの家族がまさに韓国の貧困層。

「フライドチキンのお店を経営して、台湾カステラのお店もやってみて、全部ダメで借金だけ残った」という話が出てきます。

韓国でのあるあるなんですよね、この破滅ストーリー。

就職難で行きたい会社に就職できず、残った道が自営業。

フライドチキンのフランチャイズオーナーになってがんばってみるものの、借金だけ残って倒産。みたいな話はよく聞きます。

私は韓国の大学に通っていました。

その時から「卒業したら日本で就職しよう」って決めてました。

韓国が大好きで留学したけど、「この国で就職して働くのは競争が大変すぎる」と悟ったからです。

もともと日本も大好きなので、就職はのびのびと働きながら暮らせる母国でしようと思いました。

それぐらい韓国は激しく厳しい競争社会です。

そして格差があります。私見ですが、日本よりも。

今後、海外で評価される韓国映画のトレンドは「格差社会への憤り」をテーマにした作品になるのかな。。。。とふと思いました。

日本も含め他の国に対しては感じませんが、韓国の映画に関しては、韓国社会の状況や国民感情の空気感が、映画のテーマに大きく影響しているように感じます。

5. 最後に…

「パラサイト」はとにかく観てほしい、おすすめ映画です。

ただ一緒に映画館に観に行った、韓国に興味ゼロの友人は微妙な反応をしていました。

最近になって、色んな映画賞にノミネートされてる話をしたら「やっぱり面白かったもんね!」って言ってたけど。苦笑

好き嫌いは分かれるのかもしれません。

K-POPや韓国ドラマもいいけど、韓国映画もアツいですね。

↓↓「シュリ」と「グエムル」は名作です

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